椰っ子の実ブログへようこそ

メール連絡は yasshinomi.hatenablog@gmail.comへ

北海道道南周遊_様似、登別、帰路編

 襟裳岬から様似(さまに)へ。様似駅日高本線の終点で、以前札幌から鉄ちゃんとして日帰りで来ていましたが今年4月に廃線となってしまいました。やむを得ない状況ですが鉄路がなくなるのは残念なことです。 

 「アポイ岳山荘」に泊まり、翌朝から「アポイ岳」にトレッキングするつもりでしたが、とうとう雨に降らました。女房は晴れ女、ノー天気、「私の行くところは、いつも晴れ」と豪語していましたが、山登りはしたくなかったんだ。

 山登りは断念し、麓の「アポイジオパーク」館を見学。北海道の地質的成り立ちや、アポイ岳が日本有数の高山植物帯になっていることがよくわかりました。タモリなら4時間くらいくぎ付けになりそう(^^)/

f:id:yasshinomi:20210710162828j:plain

 アポイ岳のトレッキングは時間がかかると思い、最終日の宿泊はここで後泊するか、苫小牧近くのビジネスホテルにでもするつもりで予約していませんでしたが、雨となったので、お昼前からロングドライブして登別へ向かい温泉に泊まることにしました。

 途中、静内にて「サラブレット銀座」に寄る。十勝の牧場は「牛」でしたが、ここは全て「馬」それも全て競争馬のサラブレット。みんな血筋がいいんだ(^^)/

f:id:yasshinomi:20210714105807j:plain

 

 翌日は晴れたり小雨だったりしましたが、これも定番の地獄谷を見てきました。そして帰りの途中、昨年オープンした「ウポポイ」(アイヌ民族博物館)を見学して、フェリーターミナルヘ向かいました。

f:id:yasshinomi:20210710163031j:plain

 

f:id:yasshinomi:20210714104649j:plain


 行きのフェリーはわずかに前後の揺れを感じましたが、帰りはほとんど揺れなかったと思います。共に個室を取り快適な船旅でした。大洗到着前と1等船室の廊下。

f:id:yasshinomi:20210710163126j:plain

 個人のつまらない旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。

北海道道南周遊_十勝、襟裳岬編

 富良野から快適なロングドライブで狩勝峠を越え、新得で,有名なそばを食し帯広へ。

f:id:yasshinomi:20210710154853j:plain

 帯広は観光のインパクトとしては(他の道内観光地に比べて)小さいですがモール温泉と広々とした穀倉地帯、どこまでもまっすぐな道を見ることを目的にしていました。

 帯広公園は広大で、野生のリスが多いとの事でしたが、この日は見つけられませんでした。ここでは「豚丼」を食す。
 モール温泉とは、太古の時代、自生していた葦などの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出た温泉で、「モール」とは亜炭などをさすドイツ語に由来しているとの事。イオンモールじゃないよ(^^)/

f:id:yasshinomi:20210710155408j:plain

 途中の「幸福駅」に寄る。旧広尾線の廃駅「愛国から幸福へ」で有名になりました。幸せになりた~い(^^)/

f:id:yasshinomi:20210710164003j:plain

 途中で大樹(たいき)町にも寄りました。「大樹町から宇宙へ」というコピーで「北海道スペースポート」整備を進めています。ちょうど偶然に前日「インターステラテクノロジズ社」のロケット発射が成功していて、町中が盛り上がっていると思っていましたが、コロナ禍でパブリックビューイングはおろか発射の日程も発表されておらず、付近も全面立ち入り禁止との事でした。ホリエモンも来ていたのでしょう。

 写真は、原野に忽然と現れた「大樹航空宇宙実験場JAXA格納庫」

f:id:yasshinomi:20210710161027j:plain

 ロングドライブを経て、もう一つの目的地「襟裳岬」に着きました。帯広からも
苫小牧からも3時間はかかるでしょう。北海道観光でもここまで来る人は少ないと思います。遠かったですが来てよかった。「何もない春です♪」とうたわれていますが、絶景でした。

f:id:yasshinomi:20210710161554j:plain

 

f:id:yasshinomi:20210710161710j:plain


続きは、また明日。


北海道道南周遊_美瑛、富良野編

 苫小牧から高速道で、札幌を通過し岩見沢SAで昼食。イカゲソ丼とラーメンをいただき旭川へ。

f:id:yasshinomi:20210711223417j:plain

 旭川からいよいよ南下。

 美瑛、富良野は北海道観光の定番中の定番です。札幌から日帰りなどで3度来たことがありますが、美しい丘陵、ラベンダー畑をもう一度ゆっくりみたいと思って組み込みました。たくさん写真をとりましたが、有名地でよく知られていますのでほんの少しだけアップします。

 美瑛の丘は「パッチワーク」と言われ、区画ごとに違う作物を植え、種まき・成長・刈取時期が違うのでそれぞれの面が違った色をしていて美しい。写真は起伏はあるが真っすぐな美瑛の道と、有名な「ケンとメリーの木」。

f:id:yasshinomi:20210710153259j:plain

 富良野はラベンダーであまりにも有名です。7月の上旬では時期が少し早く、花は全体的にまだ小さのですが、早咲き種もあり美しかった。

f:id:yasshinomi:20210710153538j:plain

f:id:yasshinomi:20210710153609j:plain


 美瑛、富良野の東郊外は北海道の屋根と言われる石狩山地で、大雪山から十勝岳へと続いています。十勝岳麓の白金温泉に泊まり、これも有名な「青い池」を見学。以前見たときは、正直なところ「青」でなく「緑」だったと思いますが、今回は完全に「青」でした。一般に空と海のほか地上に「青い物」はないと言われているので、本当に驚きました。

f:id:yasshinomi:20210710153900j:plain

 展望台の「望岳台」から十勝岳を望む。

f:id:yasshinomi:20210710154059j:plain

 続きは、また明日。

北海道道南周遊_計画、出発編

 リタイヤしたら、海外旅行や国内周遊すると決めていましたが、海外旅行はもう1年位は難しいでしょうね。そんな訳で、北海道道南を周遊してきた簡単な旅行記です。

 まず、計画編。

 札幌に4年半単身赴任していましたが、その頃はまとまった休みがとれずあまり観光地には行けていませんでした。ある日、東京から仕事で来た仲間と会食したとき、ちょっと有名な店に連れて行くと「前に来たことある」。まだ私は知床に行ったことがないと言うと「2回ある」。東京の連中の方がよっぽど観光地を知っている(^^)/

 それでも1泊程度で函館、小樽、旭川稚内、網走、釧路などは行きましたが、帯広から道南、襟裳岬方面には行ったことがなかったので今回その方面をメインに周遊することにしました。

1日目 仙台までドライブ観光して19時発のフェリーで苫小牧へ。
2日目 旭川経由でパッチワークの丘美瑛へ。
3日目 富良野ラベンダー畑見学して十勝岳へ。
4日目 ロングドライブで狩勝峠を越えて帯広へ。
5日目 旧幸福駅襟裳岬経由で様似(さまに)へ。
6日目 アポイ岳をトレッキング。
7日目 苫小牧18時発のフェリーで大洗へ。
8日目 大洗から千葉へ。
という7泊8日(内2泊は船中)新婚旅行以来(^^)/の長期旅行です。

 千葉から仙台へは常磐道を利用350キロ。常磐道は仙台までまだ2車線部分もありますが、車も少なく快適なドライブでした。原発の浪江付近では、災害復旧ダンプカーがひとかたまり20台位縦列で走行していて、3チームくらい追い越しました。復旧はまだまだなんだ。
 フェリーに乗り込み、いよいよ出発です。

f:id:yasshinomi:20210710134648j:plain

続きは明日。

安いニッポン_価格が示す停滞

 花と鉄(鉄道)にボケた老人で、経済本は読まなくなりましたが、週刊誌で紹介されタイトルが気になったので買ってみました。

f:id:yasshinomi:20210629104129j:plain

 これは、2019年末日経新聞「安いニッポン」掲載後その新書化が企画されたのですが、直後にコロナ感染拡大で世界が変容し、その影響も加味して21年3月に発行されたとあります。


 え~日本は物価が高いんじゃないの? そう思うあなた!「はじめに」だけ立ち読みしてもいい、ぜひ読んでいただきたい。

第1章「デズニーもダイソーも世界最低水準」
要約すると
①TDLは、値上げを繰り返し現在8、700円だがアメリカの7割にも届かない。「安いけど混み過ぎていて、乗り物にはほとんど乗れない。だから結果的に高く感じる」(29歳中国人の皮肉)

ダイソー亀有店は、848坪に約5万アイテムがありほとんどが100円。マレーシアから来た女性は「こんなに安くていいのかしら」。

海外は100均のような単一価格ではなく商品によって3段階ほどに分けているが、日本の100円にあたる商品が台湾49台湾ドル(180円)、アメリカ1.5ドル(160円)、タイは60バーツ(210円)、フィリピンは88ペソ(190円)

③回転ずしは、日本のくら寿司100円、アメリカ270~310円、台湾140円。「ニューヨクで寿司をたべようとすると200ドル22,000円くらいする」

 これ以降の章題だけ書くと、
第2章 年収1400万円は低所得?
第3章 買われるニッポン
第4章 安いニッポンの未来 

 コロナ禍以前、インバウンドによる爆買いで販売も観光サービスも少し浮かれてしまったが、遠くないうちに、あなたの会社も海外から買われ、もっと安い賃金で働かされる国になるかもと。あります。

 私のような年金生活者は、とにかく物価が安いに越したことはないと思っていますが、端的に言うと「物価が安いのは、給料が上がらないから」「給料の範囲でしか、消費できない」

 将来の日本を背負う現役の方々の給料が上がることを願っています。

 

 

てっぱく_鉄ちゃんの聖地

 花の公園からおたくの博物館へ(^^)/ 念願の鉄道博物館てっぱくへ行きました。40年も前に赴任上京した時は、神田お茶ノ水秋葉原の真ん中にある万世橋にあり、いつだったか手狭で閉館となり、2007年に大宮で鉄道博物館としてオープンしていました。

f:id:yasshinomi:20210627210729j:plain

  想像していましたが、入った瞬間に驚き感動しました。以前ロンドンに旅行した時、鉄ちゃんとしてハリーポッターで有名なキングスクロス駅や、ユーロスター発着のセントパンクラス駅、ユーストン駅、ウオータールー駅などターミナル駅をみてきましたが、これらのヨーロッパのターミナル駅を想像させるような天井の高い演出展示場でした。

f:id:yasshinomi:20210627210943j:plain


 多くの展示車両は本来車内にも入れるのですが、コロナ対策で換気の問題でしょう、現在は入ることはできず外観だけの見学でした。

 私が子供の頃の関西本線は、まだ非電化ディーゼルカーで、1日1往復「大和」号という蒸気機関車が、湊町(現在JR難波)と東京を夜行で結んでいました。鉄ちゃんとして復刻時刻表(1964年9月号新幹線開通1ケ月前)で確認しました(^^)/
 この頃は在来線急行特急の全盛期で「あさかぜ(東京博多間の夜行寝台特急)」は特に有名でした。確か松本清張「点と線」のトリックに登場しています。

f:id:yasshinomi:20210627211346j:plain

  急行タイプの車内には入れました。最近の人は「窓の開け方」は知らないでしょう。ましてこの窓の下にある「栓抜き」は何のことだかさっぱりわからないでしょうネ(^^)/

f:id:yasshinomi:20210627212741j:plain
f:id:yasshinomi:20210627212724j:plain

 「栓抜き」の下の灰皿はとりはずされていました。

 





大賀ハス_千葉県天然記念物、市の花

 公園めぐり、花めぐりばかりです(^^)/

 NHK首都圏ニュースで、千葉公園大賀ハスが満開とのことで行ってきました。

f:id:yasshinomi:20210624142152j:plain

大賀ハスとは、

Wikipediaより抜粋(コピペ)】
 植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎が、発掘品の中にハスの果托があることを知り、昭和26年3月3日から地元の小・中学生や一般市民などのボランティアの協力を得て発掘調査を行った。
 調査は困難をきわめめぼしい成果はなかなか挙げられなかったが、翌日で打ち切りという30日の夕刻になって花園中学校の女子生徒により地下約6mの泥炭層からハスの実1粒が発掘され、予定を延長し4月6日に2粒、計3粒のハスの実が発掘された。
 大賀は5月上旬から発掘された3粒のハスの実の発芽育成を、東京都府中市の自宅で試みた。2粒は失敗に終わったが3月30日に出土した1粒は育ち、翌年の昭和27年7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせた。
 このニュースは国内外に報道され、米国ライフ週刊版1952年11月3日号60頁に「世界最古の花・生命の復活」として掲載された。また大賀は、年代を明確にするため、ハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片をシカゴ大学原子核研究所へ送り
年代測定を依頼し、放射性炭素年代測定が行われ、ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前のものであると推定された。

と。千葉市民、花園中学の近くに住んでいた者には誇りの花です。

f:id:yasshinomi:20210624142306j:plain

f:id:yasshinomi:20210624142350j:plain

 

f:id:yasshinomi:20210624142848j:plain


この数か月、いろいろ初夏の花を見てきました。いつでも見に行ける定年ライフを満喫中。
 それぞれ美しかったが、赤・青・黄色のハッキリした(色鮮やかな)花が多かったように思います。その点この大賀ハスは、開花初日は濃いピンクだが、徐々に薄くなって、4日で散るとの事で、全体を見ると薄く淡い色で、これも美しかった。

 仏教では、泥の中から出て来て美しい花を咲かせることから、汚れのないない花とされています。私みたい(^^)/