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SLばんえつ物語

 二日目の予定は特に決めておらず、成り行きで乗り鉄を楽しむつもりでした。ネットで調べてみると新津と会津若松間の「磐越西線」に「SLばんえつ物語」号が土日だけ運行されているとか。しかも宿泊していた上越妙高から朝の特急に乗れば新津での出発に間に合い、指定券もわずかな空きがまだあり、2重のラッキーで乗ることができました。


 私がまだ小学1~2年生の頃は、山陽本線でもSLが走っており、それに乗って広島の田舎に帰った記憶があります。トンネルに入る時に窓を閉めたことと、列車のトイレの穴からは線路が見えていたことを覚えています「停車中には使用しないで下さい」(^^)/

 でもこの「SLばんえつ物語」は機関車こそSLですが、客車は全く観光客用に作られ、展望車両や売店、グリー車もありとてもきれいでした。トイレはもちろん水洗タンク式(^^)/ 私の記憶ではSLの発車時には大きくガッタンと衝撃を受けたのですが、これは実に滑らか、電車のような静かな発車でした。通に言わせると、連結器が違うらしい。

 駅や沿線では多くの地元の方が手を振り歓迎し、桜の時期でこれをバックにSLの写真を撮るカメラマンもすごくたくさんおられました。観光時期の週末だけですがもう20年も運行しているとか。SL整備・運行技術の伝承も行われていてうれしくなりました。


 阿賀野川沿いにいくつもの橋梁やトンネルを越え、新潟県から福島県の喜多方、会津若松まで3時間半のロングランでしたが楽しかった。窓は開閉可能で、ほとんど閉めていましたが、私だけでなく他の乗客のマスクも煙を吸い薄黒くなっていました。これはこれでにいいね!

 会津若松では鶴ヶ城に寄る。これまたちょうど桜が満開で多数の観光客、道路も大渋滞でした。去年の同じ時期の鉄道旅では青森県弘前城に寄っていて、2年続けて有名なお城での花見が出来ました。

 

 郡山に向かっての帰路では、会津磐梯山も良く見え満喫しました。

 アイズバンダイサンは宝のヤーマーよ♪♪

 

8時ちょうどの「あずさ5号」で

 2号じゃないんだなあ~。狩人の「あずさ2号」は今の60歳代なら知らない人はいないと思います。都会での暮らしに終止符を打ち旅立つ。これとイルカの「なごり雪」は鉄道での別れの心境を歌った2大名曲だと私は思います。

 鉄道オタクの人は、現在では下り列車が奇数、上り列車が偶数と知っていますが、77年当時は上り下り列車のそれぞれに付番されていたので、新宿発8時ちょうどの「あずさ2号」は存在していました。このあたりの鉄道ネタは、以下の文春オンライやWikipediaを参考にみてください。

 そんな訳で、新宿発8時ちょうどの「あずさ5号」で松本経由南小谷まで乗り、そこからJR西日本に乗り換え糸魚川まで行く。春まだ浅い安曇野信濃路の車窓と、糸魚川フオッサマグナミュージアムを見ることが目的でした。

週刊現代22年4月16日号より

 いや~、車窓からではあるが安曇野、白馬山麓はとても美しかった。晴天で空は青、高い山には残雪の白、新緑の緑、麓には菜の花の黄、桜のピンク。駅弁、ビール、美しい車窓、日本に生まれて良かった。

 

 南小谷から糸魚川まではJR西日本の経営状況からし廃線やむなしの感もあり、今のうちにぜひ乗っておきたいと思っていました。

 糸魚川はフォッサマグナの西の端にあたり、ご存じ「糸静線」が走っているというか通っています。ジオパークでもありブラタモリでも紹介されていました。タモリでなくても地理、地形、地質、鉱物好きな人には聖地だと思います。糸魚川での時間が少なかったので、駆け足になってしまい少し残念でした。

 糸魚川からは今回の宿である上越妙高へ向かうには、新幹線なら一駅であっという間ですが、乗り鉄として、えちごトキメキ鉄道で直江津を経由し、上越妙高へ向かうことにしました。続きは、また明日。

 

宇都宮_宇都宮餃子

 今回、乗り鉄と宇都宮餃子をメインにしていました。

 宇都宮餃子に明確な定義があるわけでなく、基本的には宇都宮市内で作られている餃子を「宇都宮餃子」と呼んでいるようです。また、餃子の種類も関係なく、焼餃子、水餃子、揚餃子、スープ餃子も宇都宮に関係していれば「宇都宮餃子」との事です。

 事前にYouTubeで予習。「地元民のおすすめ」とか「駅から歩いていける名店」とか多数の投稿を見ていきました。

 有名店では「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」などが良く登場しており、どのように食べ歩き回ろうかと思っていたところ、宇都宮市馬場通りの「来らっせ」に宇都宮餃子を出す市内の店舗32店舗が集結しているとの事で、ここならすぐに食べ比べられると思いました。
 ここは、「宇都宮餃子会」直営の餃子のテーマパークで、常設5店舗の他、餃子会加盟の27店舗が曜日ごとに変わって出店しています。市内を回るよりも1箇所で市内の餃子店の味を比べる事ができるのでよかった。フードコートのような感じで、各店一皿づつ気楽に注文できます。

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 ちょうど上記の4店舗を直ぐに食べ比べることができました。外見も食感も違っていますが、言葉で表現するのは難しい。「まいう~」ではレポートにならない。女房は羽根パリパリの「めんめん」が良かったと言う、私はどこでもあるような感じだが「香蘭」がキャベツのシャリシャリ感と肉の味が良く出て、しっかり焼いた感じで好きでした。

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 15分ほど宇都宮駅方向に歩いて戻り、乗車前にもう1店駅前の「餃天堂」に入り焼き餃子と水餃子をいただく。ここの餃子は共にモチモチ感というか餅そのもののような食感でした。ビールももう1本いただき、列車で爆睡しながら帰路へ。

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宇都宮_大谷石

 青春18きっぷで日帰りロングラン。
 宇都宮に行こうと決めていましたが、餃子以外観光資源が無い??? ネットで調べて宇都宮では郊外の大谷(オオヤ。「オータニさん」じゃないよ)資料館が観光スポットだという事で、駅からバス約30分にまで足を伸ばしてきました。
 ここは大谷石採石場跡に関する博物館で、79年から地下採掘場跡の巨大空間を一般公開しています。地下巨大空間か、ぜひ見てみたかった。

 800円を払っていざ入館。約150段の階段を下りていくと、文字通り巨大空間が現れました。平日で観光客はほとんどなく、幻想的な照明とBGMが流れ、洞窟のような自然のデコボコでなく水平垂直に石を切り出した直線的な床壁天井となっており、全くの異次元でした。巨大ピラミッドの内部の様(行ったことないけど(^^)/)

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 大谷石は、ここ大谷町付近一帯から採掘される、流紋岩質角礫凝灰岩の総称で、柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されていて、現在も蔵の壁面などに使われているとの事です。タモリなら食いつきそう。付近の建設会社や個人の家の壁、蔵などにも多数使われアピールしていました。

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  大谷石の平和観音と大谷景観公園。

青春18きっぷ_両毛線

 総武線高崎線両毛線小山駅宇都宮線、上野神田大手町付近、東京駅、京葉線乗り鉄してきました。当日のタイムライン。

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 晴天で車窓は上々。都市部の工場や宅地は面白くありませんが、高崎線は上野を出てすぐ多数の路線や車両基地が見え鉄道ファンは楽しめます。大宮からはどんどん郊外ポクなり小さな公園、川、遠景に満開の桜も良く見えてよかった。深谷駅は聞いていましたが藤沢栄一ゆかりで東京駅のレンガ作りを模していて、いい雰囲気でした。
 高崎駅で乗り換え時に弁当と缶酎ハイを買い両毛線へ。のロングシート列車でちょっと気が引けましたが、他の乗客のいない端で食べ鉄、飲み鉄(^^)/

 今回両毛線をメインにしていました。関東平野の北端から東へ山の裾を走ります。関東や関西の郊外ローカル線は山の間を縫うように走るイメージですが、ここは一方が山景色で反対側はどこまでも広がる関東平野です。特別な名勝があるわけではありませんがのどかな風景で乗り鉄には嬉しかった。

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 両毛という意味を知らなかったので調べると、群馬県と栃木県は昔上毛野(かみつけの)と下毛野(しもつけの)の2国で、これが両県の源になったことで、このまたがる地域が両毛地域と呼ばれるそうです。地理地図大好きな私も知らなかった。
 日光と尾瀬を分ける山間部尾根沿いに県境があるのは知っていますが、関東平野での県境は分かりにくい。利根川渡良瀬川で分けるようですが、洪水のたびの造成工事で現在の行政区分になったとか。桐生市群馬県足利市は栃木県、列車では県境は全く感じられなかった。

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 この近くで全国で唯一といえる「歩いて行ける平地の三県境」(栃木県栃木市、埼玉県加須市群馬県板倉町)はマニアには有名とか。また、このあたり茨城県も千葉県も入り込んでいて、関係者でないと分からないなあ。

 小山駅で乗り換え。小山駅は新幹線も停車する大きな駅で、水戸線常磐線方面に行こうかと思っていましたが、それは別の機会にすることにして途中下車。駅前を散策して地元餃子屋で軽くおやつ(^^)/にする。

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 帰りは宇都宮線で上野へ、ここでは「5分散り」の桜を見て神田へ、神田から大手町丸の内を散策。新丸ビルから東京駅を眺める。ここが日本一の観光スポットかも。

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 京葉線で帰宅へ。延べ7時間位は乗車したでしょうか、乗り鉄楽しみました。



カタクリ_千葉泉自然公園

 千葉県で「日本さくら名所100選」選定は、泉自然公園清水公園茂原公園の3ヶ所で、昨日は泉自然公園に行きました。もちろん桜も観るのですが、実は一番の目的は「カタクリ」でした。肩こりじゃないよカタクリ(^^)/

山と渓谷社(ヤマケイ)のネットページの一部で紹介します。

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ヤマケイHPより

 かつては里山でよく見られたそうですが、現在では場所によっては絶滅危惧種の指定を受けていて、植生地を整備することで守られている場所も少なくなく、冷涼な登山道の早春の一時期しか見ることができないとの事です。また、種から花が咲くまでに最低でも7年かけて、球根に栄養を蓄え花を咲かせる準備をする、ひたむきな可憐な花と紹介されています。ここで「私みたい」と言わないところがえらい(^^)/

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「ハナノナ」アプリでも確認
 そして、泉自然公園の案内ではここが南限で、今が満開と聞きこれを見に来ました。桜には目もくれずひたすらこの写真を撮る人が大勢いました。

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今回のメインはカタクリでしたが、みごとな満開の桜も忘れずに。

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靖国神社_千鳥ヶ淵

 タイトルを靖国神社とするとどうしても八月十五日とか戦犯合祀について触れるのではないかと思われますが、このブログでは政治、宗教、思想、ワイドショーネタ(芸能)については書かないことにしています。明治維新から太平洋戦争まで、合祀された人されなかった人、されたこととされなかったことに不満をもつ遺族、団体がいますが、これには触れないことにします。

 

 そこでやはり桜、前日東京の満開宣言がありました。そう、ここ靖国神社気象庁の標本木があり、これを基準に東京の開花発表が行われます。東京に出てきたのは1981年ですが、初めて、やっとここに来れて嬉しかった。

 

 また、有名な千鳥ヶ淵もここのすぐ前です。月曜日でしたが、それは大勢の人出でした。