ＬＣＣの欠航
先週末、いつものようにＬＣＣ（ジェットスタージャパン）にて高松-成田を往復する予定でしたが、帰りの便が航空会社の都合で欠航となってしまいました。
ＬＣＣはローコスト運営のためＦＳＣ（ＪＡＬやＡＮＡのようなフルサービスキャリア）と違う点があります。もうすっかり定着した感がありますが、まだご存じない人のために私の経験や感想をまとめます。ＬＣＣや航空機の情報はネットに多数投稿されていますので、正確により深く知りたい方はそちらで調べてください。 今日はまず一般的な内容です。今回の欠航については後日にします。
①ＬＣＣの一番の特徴は運賃の安さです。ＪＡＬやＡＮＡも時期によって、曜日によって、時間帯によって値段が大きく上下します（ＪＡＬとＡＮＡは実質的に差はない）。同じ日の同じ便でも「いつ予約するか」によって大きく違います。四国は新幹線の対抗が実質的に無いので、特に高値維持されています（利用者に最大限の安さを提供していると言うか、航空会社の利益最大化プログラムと呼ぶかは立場の違いです）。ＬＣＣも変動しますが根本的に非常に安い。
いろいろなケースで違いますが、一般に個人旅行は1ヶ月前程度に決めるでしょうから、例えばＪＡＬで11月26日に予約する12月26日分は、高松→羽田の片道割引率最大の先得プランで13～17千円位です。急に（明日11月27日に）行くことになったら25,890円です。当日とか変更などの制限のない普通運賃は34,990円です。高か～。
ジェットスターなら1ヶ月前で5,090円（ジェットスタークラブ会員なら4,490円）、明日なら8,350円です。圧倒的に安いと言えます。
ちなみに、ＪＲで高松駅→東京駅は17,470円（岡山-東京のぞみ自由席）です。ＪＡＬはこれをすごく意識していると思います。
②値段はこのように大きく違いますが、ＪＡＬとＡＮＡでは合計毎日13往復あり時間帯について選択肢が多数あります。ジェットスターは日によって違いますが2～3往復です。私にとって幸いなのはたいてい朝と夜便がある。もし昼の1往復なら1日移動日となってしまうが、仕事を終えて高松発に乗れてその日のうちに帰れる。また、成田発7～8時であれば10～11時に仕事に就ける。ちょっと遅刻(＾0＾)
③荷物については、ＪＡＬでは10KGの持込と20KGの預けができますが、ジェットスターでは7KGの持込以外は有料でこれが厳密に守られて値段も高い（ジェットスターでも座席の指定や荷物についても事前に申込むメニューがいろいろある）私はいつも手ぶらで座席はおまかせ、コスト最優先。成田では、搭乗直前に重量検査され高い追加料金を払っている人をときどき見かけます。
④予約決済について。ＪＡＬもジェットスターもネットで簡単に予約できますが、ＪＡＬでは予約日を含めて3日以内に決済すれば良いので、取り急ぎ予約確保しておいて、宿やその他の都合を決めて決済する事ができます。決済しなければ4日目には自動キャンセルされます。ジェットスターでは、予約画面から決済画面を経て完了です。
ＪＡＬでは予約変更ができない運賃で決済した後でも、運賃相当額の50％相当の手数料を払えばキャンセルできる（規約では取消と払戻について書かれているがマニアでないのでその意味がよく分からない。でも、要は半額は捨て半額返ってくることになる）
ジェットスターでも取消はできるが手数料が（運賃に比べて）高く、実質返ってこないと言えると思います（細かな規約まで確認していません。私の感想です）
⑤搭乗手続きについて。ＪＡＬも最近、出発の15分前から20分前に搭乗（チェックイン）締切が変更になりましたが、ジェットスターは厳密に30分前です。これを切ると本当に搭乗できません。私は以前に出張で羽田発のＪＡＬを使ったときにリムジンバスが遅れて、15分を少し切って保安検査場に着いたことがありますが（Ｅチケットでチェックインはしていた）、ＪＡＬのお姉さんに頼み込んで対応してもらいました（他の一般のお客様、ごめんなさい）。ジェットスターでは絶対にできません。泣いてもダメです規則ですから(＾0＾)
このように、直接の運賃の安さ以外にＬＣＣにアドバンテージはありません。条件をしっかり承知の上で利用すれば普通は問題ありません。今回、ジェットスターの会社都合で欠航となりました。遅れや欠航がＦＳＣ以上にあり得ると承知していましたが、このようなケースについて明日まとめてみます。
