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乗り鉄_3日目網走へ

 根室市のキャッチコピーは「朝日に一番近い街」とか。確かに本土最東端で日の出は早いでしょう、でも私の感想は「霧と曇りで、いつも朝日なんか見えんのとちゃうか?」。実際この日は見えませんでした。

 3日目の朝も早朝0535発の花咲線で釧路へ戻る。乗り鉄の話題としては「根室駅」は最東端ではありません。根室駅に入るひとつ前の「東根室駅」が最東端です。車窓から見ました。下りたら次の列車は3時間後になる(^^)/


 釧路へ戻る途中、厚岸駅でハプニング。前夜花咲線では保線作業をしていて、根室からの一番列車には間に合うはずとのことでしたが、遅れにより列車は足止めされ、バスによる代行輸送になりました。幸か不幸か釧路からの一番列車はもともと代行バスが予定されていたので、偶然厚岸駅に用意ができたようです。JRの職員もおられました。客は17,18人くらいで、私のような気まま時間自由人はさほど影響受けませんが、釧路で札幌への特急へ乗り継ぐ人などは大変です。
 そして、バスで偶然私の横になったお姉さんは、何とこれから空路乗り継ぎで沖縄・石垣に行くところだとか。「え~、日本の東から西と言うか、北から南への最長距離旅行じゃないですか!」こんな人もいるんだ。

 代行バスは、札幌への連絡特急に5分程度遅れたようですが、待たせていました。この特急から他に乗り継ぐ人もいるでしょうから判断も難しいと思うのですが、今回の対応判断は良かったと思います。
 なお、沖縄へのお姉さん(私のような関西出身者は、女性を必ずお姉さんと呼びます。若いか、おばちゃんか、おばあさんか関係ない(^^)/)は、空港連絡バスの4分前だったので、私が人助けのつもりで「すいません、このお姉さん連絡バスの時間がないので、下車優先させてあげて下さい」と言ってあげました。間に合ったかなあ?


 釧路では少し時間があったので、定番のフィッシャマンズワーフや炉端焼き街を少し散策。私は何度か来ていたので特に感想はありません。

 釧路からは釧網(せんもう)線。

 季節観光列車「ノロッコ釧路湿原号」特別目的②に乗る。観光列車で、売店やそれなりの案内はありましたが、過去に釧網線は乗っており、確かに湿原の中を走るのですが、ほとんどは林の中を走っている感じで、湿原の見えるポイントは限られており、一般の人もちょっとガッカリじゃないかなあと思います。湿原を見るならやはり車で移動し、展望台など登るなどしないと広い湿原を感じられないし、タンチョウや鹿など見えないと思います。


 私たちは観光列車の終点、塘路(とうろ)駅で降り、塘路湖湖畔を散策。カヌーツーリングする人を多く見ました、楽しそう。また偶然に湖の中の水草のところに鹿を発見! ガイドしている人に聞くと「時々、泳いできて水あびしてますよ」


 塘路駅から網走に向かう列車に乗り、ここで本日2回目のハプニング。「この先の線路に車が落ちたとの情報で、安全確認できるまで出発を見合わせます」「そこで、終点の網走駅で札幌行きの最終特急に乗り継ぐお客様は申し出てください」。列車内は少しパニック。結局15人くらいが、用意された2台のジャンボタクシーで網走駅に向かいました。「他の人でもそれなりに予定はあるだろうからなあ~」と思いつつ、今日網走に泊まる私たちはのんびりと待ちました。

 1時間くらいして「安全確認できたので出発します」乗客の中から拍手がおこりました。ありがとう。実際、事故現場付近にはパトカーとJRの係員がいましたが、ちょっと見には線路に転落したような感じではありませんでした。

 1時間以上遅れて網走駅に到着。でも何と最終連絡特急がまだ待っていました。途中駅から乗る人もるだろうし、札幌までは届けなければならないという使命感からでしょうが、朝の件と違って今回の対応はどうかなあ~と思った次第です。
 下車する際多くの乗客は運転士に「ご苦労様」と声かけしていました、美しい。私もJR職員の方々に「ご苦労様、ありがとう」と言いたい。

 なお、私は法律上の詳細は知りませんが、鉄道であれ航空機であれ、切符を買うという事は「目的地まで届ける」という契約をした事になるらしい。「時間的に(たとえ翌日に)遅れてでも、連れて行く責任がある」という事らしい。逆に言えばそれだけが責任。宿泊やその他の損害については原則責任を負わなくてもいいが、ケースバイケースでしょうね。

続きは、また明日。