退職してから大相撲のテレビ中継がある日は、ほとんど毎日5時頃から見るようになっていました。相撲の事や関取名についてはほとんど知りませんでしたが、ずいぶん分かるようになりました。何よりテレビ生中継で、一瞬の立ち合い、土俵際の粘り、どちらがどう勝つか、こちらも緊張して力が入って見入ってしまうようになりました。
そして、テレビでなく一度土俵際の生で見てみたいと思っていたところ、友達から升席(ますせき)の切符があると誘われて、初めて国技館に行ってきました。
パンフレット
本場所でなく、元関脇「勢」(いきおい)の引退披露大相撲ですが、十両、幕内の取組もありました。
横綱照ノ富士の土俵入り
取組は、しっかりぶつかってまわしを取り、ほとんど土俵際で寄り切る相撲で、本場所のガチンコ勝負のように激しく突っ張ったり、投げ飛ばすようなことはなかったですが、ぶつかり合う音は大きく聞こえました。
「勢」の引退=断髪式でしたので、大勢の有名人・タニマチが順にハサミを入れていきました。その後、「勢」はプロ歌手さながらの歌唱力で平原綾香や山本譲二とデュエットを披露し、さながら音楽ショーのようでもありました。後で聞いたところ、このようなショーになるのは少ないとのことでした。
ところで升席ですが、大体の想像どおりの4人用に囲まれた席で少々狭苦しい、何より長時間の座布団席で足腰が大変痛かった。もっと土俵そばの砂かぶり席では寄りかかる柵もなく、そこに長時間座るようなことはとても私にはできそうにありません。土俵から離れてしますが2階の椅子席でなければ私には無理と思いました。
砂かぶり席とその後ろが升席、2階は椅子席(と思う)