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高校野球_千葉県大会予選決勝

 コロナ禍で、高校野球の予選も無観客で行われていましたが、準決勝からは5千人の範囲で一般観客も観戦できるとのことでした。残念ながら決勝の木更津総合VS専修大松戸のチケットは手に入らず、ローカル放送局「千葉テレビ」で観戦しましが、凄い試合でした。
 詳しい経過は報道に譲るとして、木更津総合に守備のミスがなければ勝てていた試合でした。逆に言えばミスがあったのに最後の最後まで勝つチャンスにつないだのはりっぱでした。専修大松戸はよくぞ13回延長タイブレークまで粘り、さよなら満塁弾で見事勝利を手に入れました。両校アッパレ。

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      出展:千葉日報


 高校野球の予選決勝ほど、天と地の差になるものはないと思います。もう何年も前ですが、どことどこが対戦するのかさえ知らないまま、偶然に千葉県大会の決勝戦を球場で見ることがありました。試合としてはハラハラの逆転劇というのではなく、エラーの絡むような展開もありましたが、生で観戦して緊張感もよく伝わってきました。

 どちらの応援者でもないのですが、感動したのは試合終了後。
勝ったチームは、観客も含め大歓喜
負けたチームは、それこそ奈落の底への落ち込み。選手は泣き崩れる。
しかし、負けたチームの応援団がすばらしかった。泣きながら負けた相手校に「フレー、フレー、***」とエールを送る。勝ったチームも「フレー、フレー、***」と答礼する。美しい!、今思い出すだけでもウルウルしてしまいます。

 既にプロ化され、商業主義のオリンピックとは違う。これだから高校野球ファンはやめられない。

 

30年ぶりの自転車

 毎日の散歩が日課になっていますが、少し遠い公園などには自転車も欲しいなあと思い検討していました。いわゆるママチャリでなくスポーティーなもの。でも小さな前カゴは欲しいと思っていましたがなかなか思うようなものがない。
 「スポーツタイプには前カゴはなく、オプションで付けられなくはないがバランスも悪いしすすめられない」と言われていました。学生がカバンを入れたり、多くの買い物を入れるのではないんだがなあ。

 昨日も店の人とそんな話をしていると、「前輪の軸にカゴの足をしっかり固定させるようなのは、スチール製で重くスポーツタイプには向かないが、小さく軽いプラスチック製のカゴならハンドルに引っ掛けられるようなのがある」とのこと。

 それが希望にピッタリ。「早く言えよ」。泥よけもやはりあった方がいいと思っていて、これも車輪全体を覆うのでなく簡易なオプションがないかと思っていたところ、これもピッタリのがあったのでセットで購入しました。


 気に入ったものを手に入れましたが、よく考えてみると「あれ~、30年位自転車に乗っていない」「子供が小さかった時、前に座らせて乗った時以来か!」しかもスポーツタイプとなると、タイヤの幅は狭く、ハンドルも何と言うか手を突き出すような感じで、(ま、この感じで乗りたかったのですが)ママチャリの感じではなく、最初はちょっと運転がフラフラしてしまいました。f:id:yasshinomi:20210721091314j:plain

 でも、スピードは出さないし、前カゴにペットボトルやおにぎりを入れて海岸や、川沿いの自転車道を快適に散策できそうで楽しみです。

北海道道南周遊_様似、登別、帰路編

 襟裳岬から様似(さまに)へ。様似駅日高本線の終点で、以前札幌から鉄ちゃんとして日帰りで来ていましたが今年4月に廃線となってしまいました。やむを得ない状況ですが鉄路がなくなるのは残念なことです。 

 「アポイ岳山荘」に泊まり、翌朝から「アポイ岳」にトレッキングするつもりでしたが、とうとう雨に降らました。女房は晴れ女、ノー天気、「私の行くところは、いつも晴れ」と豪語していましたが、山登りはしたくなかったんだ。

 山登りは断念し、麓の「アポイジオパーク」館を見学。北海道の地質的成り立ちや、アポイ岳が日本有数の高山植物帯になっていることがよくわかりました。タモリなら4時間くらいくぎ付けになりそう(^^)/

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 アポイ岳のトレッキングは時間がかかると思い、最終日の宿泊はここで後泊するか、苫小牧近くのビジネスホテルにでもするつもりで予約していませんでしたが、雨となったので、お昼前からロングドライブして登別へ向かい温泉に泊まることにしました。

 途中、静内にて「サラブレット銀座」に寄る。十勝の牧場は「牛」でしたが、ここは全て「馬」それも全て競争馬のサラブレット。みんな血筋がいいんだ(^^)/

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 翌日は晴れたり小雨だったりしましたが、これも定番の地獄谷を見てきました。そして帰りの途中、昨年オープンした「ウポポイ」(アイヌ民族博物館)を見学して、フェリーターミナルヘ向かいました。

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 行きのフェリーはわずかに前後の揺れを感じましたが、帰りはほとんど揺れなかったと思います。共に個室を取り快適な船旅でした。大洗到着前と1等船室の廊下。

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 個人のつまらない旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。

北海道道南周遊_十勝、襟裳岬編

 富良野から快適なロングドライブで狩勝峠を越え、新得で,有名なそばを食し帯広へ。

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 帯広は観光のインパクトとしては(他の道内観光地に比べて)小さいですがモール温泉と広々とした穀倉地帯、どこまでもまっすぐな道を見ることを目的にしていました。

 帯広公園は広大で、野生のリスが多いとの事でしたが、この日は見つけられませんでした。ここでは「豚丼」を食す。
 モール温泉とは、太古の時代、自生していた葦などの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出た温泉で、「モール」とは亜炭などをさすドイツ語に由来しているとの事。イオンモールじゃないよ(^^)/

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 途中の「幸福駅」に寄る。旧広尾線の廃駅「愛国から幸福へ」で有名になりました。幸せになりた~い(^^)/

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 途中で大樹(たいき)町にも寄りました。「大樹町から宇宙へ」というコピーで「北海道スペースポート」整備を進めています。ちょうど偶然に前日「インターステラテクノロジズ社」のロケット発射が成功していて、町中が盛り上がっていると思っていましたが、コロナ禍でパブリックビューイングはおろか発射の日程も発表されておらず、付近も全面立ち入り禁止との事でした。ホリエモンも来ていたのでしょう。

 写真は、原野に忽然と現れた「大樹航空宇宙実験場JAXA格納庫」

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 ロングドライブを経て、もう一つの目的地「襟裳岬」に着きました。帯広からも
苫小牧からも3時間はかかるでしょう。北海道観光でもここまで来る人は少ないと思います。遠かったですが来てよかった。「何もない春です♪」とうたわれていますが、絶景でした。

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続きは、また明日。


北海道道南周遊_美瑛、富良野編

 苫小牧から高速道で、札幌を通過し岩見沢SAで昼食。イカゲソ丼とラーメンをいただき旭川へ。

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 旭川からいよいよ南下。

 美瑛、富良野は北海道観光の定番中の定番です。札幌から日帰りなどで3度来たことがありますが、美しい丘陵、ラベンダー畑をもう一度ゆっくりみたいと思って組み込みました。たくさん写真をとりましたが、有名地でよく知られていますのでほんの少しだけアップします。

 美瑛の丘は「パッチワーク」と言われ、区画ごとに違う作物を植え、種まき・成長・刈取時期が違うのでそれぞれの面が違った色をしていて美しい。写真は起伏はあるが真っすぐな美瑛の道と、有名な「ケンとメリーの木」。

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 富良野はラベンダーであまりにも有名です。7月の上旬では時期が少し早く、花は全体的にまだ小さのですが、早咲き種もあり美しかった。

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 美瑛、富良野の東郊外は北海道の屋根と言われる石狩山地で、大雪山から十勝岳へと続いています。十勝岳麓の白金温泉に泊まり、これも有名な「青い池」を見学。以前見たときは、正直なところ「青」でなく「緑」だったと思いますが、今回は完全に「青」でした。一般に空と海のほか地上に「青い物」はないと言われているので、本当に驚きました。

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 展望台の「望岳台」から十勝岳を望む。

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 続きは、また明日。

北海道道南周遊_計画、出発編

 リタイヤしたら、海外旅行や国内周遊すると決めていましたが、海外旅行はもう1年位は難しいでしょうね。そんな訳で、北海道道南を周遊してきた簡単な旅行記です。

 まず、計画編。

 札幌に4年半単身赴任していましたが、その頃はまとまった休みがとれずあまり観光地には行けていませんでした。ある日、東京から仕事で来た仲間と会食したとき、ちょっと有名な店に連れて行くと「前に来たことある」。まだ私は知床に行ったことがないと言うと「2回ある」。東京の連中の方がよっぽど観光地を知っている(^^)/

 それでも1泊程度で函館、小樽、旭川稚内、網走、釧路などは行きましたが、帯広から道南、襟裳岬方面には行ったことがなかったので今回その方面をメインに周遊することにしました。

1日目 仙台までドライブ観光して19時発のフェリーで苫小牧へ。
2日目 旭川経由でパッチワークの丘美瑛へ。
3日目 富良野ラベンダー畑見学して十勝岳へ。
4日目 ロングドライブで狩勝峠を越えて帯広へ。
5日目 旧幸福駅襟裳岬経由で様似(さまに)へ。
6日目 アポイ岳をトレッキング。
7日目 苫小牧18時発のフェリーで大洗へ。
8日目 大洗から千葉へ。
という7泊8日(内2泊は船中)新婚旅行以来(^^)/の長期旅行です。

 千葉から仙台へは常磐道を利用350キロ。常磐道は仙台までまだ2車線部分もありますが、車も少なく快適なドライブでした。原発の浪江付近では、災害復旧ダンプカーがひとかたまり20台位縦列で走行していて、3チームくらい追い越しました。復旧はまだまだなんだ。
 フェリーに乗り込み、いよいよ出発です。

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続きは明日。

安いニッポン_価格が示す停滞

 花と鉄(鉄道)にボケた老人で、経済本は読まなくなりましたが、週刊誌で紹介されタイトルが気になったので買ってみました。

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 これは、2019年末日経新聞「安いニッポン」掲載後その新書化が企画されたのですが、直後にコロナ感染拡大で世界が変容し、その影響も加味して21年3月に発行されたとあります。


 え~日本は物価が高いんじゃないの? そう思うあなた!「はじめに」だけ立ち読みしてもいい、ぜひ読んでいただきたい。

第1章「デズニーもダイソーも世界最低水準」
要約すると
①TDLは、値上げを繰り返し現在8、700円だがアメリカの7割にも届かない。「安いけど混み過ぎていて、乗り物にはほとんど乗れない。だから結果的に高く感じる」(29歳中国人の皮肉)

ダイソー亀有店は、848坪に約5万アイテムがありほとんどが100円。マレーシアから来た女性は「こんなに安くていいのかしら」。

海外は100均のような単一価格ではなく商品によって3段階ほどに分けているが、日本の100円にあたる商品が台湾49台湾ドル(180円)、アメリカ1.5ドル(160円)、タイは60バーツ(210円)、フィリピンは88ペソ(190円)

③回転ずしは、日本のくら寿司100円、アメリカ270~310円、台湾140円。「ニューヨクで寿司をたべようとすると200ドル22,000円くらいする」

 これ以降の章題だけ書くと、
第2章 年収1400万円は低所得?
第3章 買われるニッポン
第4章 安いニッポンの未来 

 コロナ禍以前、インバウンドによる爆買いで販売も観光サービスも少し浮かれてしまったが、遠くないうちに、あなたの会社も海外から買われ、もっと安い賃金で働かされる国になるかもと。あります。

 私のような年金生活者は、とにかく物価が安いに越したことはないと思っていますが、端的に言うと「物価が安いのは、給料が上がらないから」「給料の範囲でしか、消費できない」

 将来の日本を背負う現役の方々の給料が上がることを願っています。