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クアラルンプール、現地探検編

クアラルンプール旅行記の最後です。

散策
 出発前にガイドブックやYouTubeで観光案内を見ていましたが、あまり名所を見るつもりはなく、ひたすらブラ椰っ子(^^)/
 いちおう丸3日で回ったところでは、ま、一番の観光名所のペトロナス・ツインタワー(登らずに足元のきれいな公園を見ただけ)、パビリオンという非常に大きいショッピングセンター、アロー通りのレストラン・屋台街、KLタワーの周辺、ペルダナ植物園、マレーシア国立博物館、マレーシア・イスラム美術館など

ペルダナ植物園 個人的にはここが一番のお気に入り 観光客が全然いなかった
アレー通りレストラン・屋台 ローカル色 安くて美味しかった

そして郊外の2か所の住宅街。高級住宅地のモント・キアラと、中級というか庶民的なメトロ・プリマ。名所よりもこの郊外の様子を見たかったので、これを紹介します。

モント・キアラ
 なぜここを選んだかと言うと、YouTubeの現地住宅情報で日本人に一番人気だとか。地下鉄は通っていない。30~40階の高級高層マンションが、それはそれは林立していました。日本のタワマンのような真四角立柱でなく横に広げた感じ。敷地入口には当然ながら有人のガードマンがいて中には入れませんが、少し見えた限りではこれも当然のようにプールがありました。インターナショナルスクールもありましたが、学校にもSC内にも日本人はほとんどみかけませんでした。

モント・キアラ

メトロ・プリマ
 モント・キアラよりさらに郊外ですが、地下鉄も通っていて駅前にはイオンモールやイオンビッグのSCがあります。イオンモールは見た瞬間からイオンモールで、ここは私の感覚では既に築20年以上は経っていて、老朽化していると思いました。施設内はテナントといわゆるイオンのGMS。一般生活者用の商品ばかりで、平台(「ひらだい」と呼びます)陳列あり。ジャスコ時代のそのままや。
 このモールの敷地内はそれなりにきれいに維持されていましたが、一歩敷地外を歩くとゴミだらけ。プラ・ビニール、残飯、雨上がりであったためか、ぬかるんでひどい水溜まり、下水の匂い。あえて一言で表現すると発展途上の東南アジア低所得層団地でした。

メトロ・プリマ

GRABアプリ
 市内からモント・キアラ、そこからメトロ・プリマへは、初めてGRABアプリ(日本では実質的にまだ解禁されていないが、アメリカでは非常に普及しているUBERと同じ配車アプリ)マレーシアではこれが必須、デファクトスタンダードなので、最後にこれを紹介します。

有名観光地にはGRAB乗り合わせ場所がある

 1回目はホテルエントランスに呼んだので、すぐにGRAB手配の車と分かった。そして(あとで分かったのだが、クレジット決済するという設定でなかったので)ドライバーがフォーティ、フォーティと言っていたので40分かかるかと思っていたが、40Rだったので現金で払う。

 マレーシアの一般生活用品はおおむね日本より少し高いと感じましたが、GRABやタクシー、地下鉄などの交通費、レストラン・屋台での食事はずいぶん安く感じました。高速道路のような道を約30分走って40R=1440円。(空港エキスプレス電車は高かった)

 2回目は到着時に下車した場所で呼びましたが、もう到着したと表示にあるのに分からない! 結局4車線道路の向こう側に止まっていた。マレーシアは完全に車社会で、簡単に向こう側に渡れない。離れた横断歩道まで行って乗車する。ドライバーは「カーナンバー、カーナンバー」とGRAB表示の番号を見ろと言っていたが。反対車線の小さなカーナンバーは見えんわな!今回はクレジット決済する設定にしており、定額26Rを選んでいたので、そのまま下車できました。

GRABアプリ画面

最後に感想

 東南アジアは発展途上で物価が安いと思っていたのは20年前の話。日本は失われた20年というのか、成長が非常に緩やかでした。クアラルンプール空港の大きさや、高層ビルはビジネス用・住宅用共も日本よりはるかに多く高い。既にドバイのブリュジュハリファに次ぐ世界2位のビルも完成している。道路は繁華街は入り組んでいるが、それを縫うように高規格道路が結んでいる。私が乗ったGRABから見る限り、全て信号なしのIC。ちょっと現代韓国ソウルのような感じでもありました。日本は有料高速道路に乗らない限り、幹線道路でも信号だらけ、目的地への到着に本当に時間がかかってしまいます。

 物価も、先に述べた公共交通やレストラン・屋台などでの食事とホテルは安いと思いましたが、スーパーでの日用品など普通の生活費は日本より高い。

 きっと欧米人の今の感覚は、日本は「きれいで、物価の安い東南アジアのひとつ」と感じているのでしょう。円安であるのは為替操作の問題でなく、日本の国力が落ちているんだと本当に感じた旅でした。

 偶然、今日の日経デジタルにマレーシアの発展(日本の停滞)記事が載っており、私の感想と同じなので一部紹介して終わります。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。